部下が教えたこと「だけ」しかできないのですが、どうしたら良いでしょうか?

 

おはようございます。山田です。

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

教えたことしかできない部下

さて、タイトルの件について読者の方からご質問をいただきました。

ご質問の趣旨は「いろいろ部下に教育をしているのですが、部下って本当に教えたことだけしかできるようにならない。なんとかならんのかいな?」というお悩みです。

そうですね。そういうお悩み、お気持ちは良くわかります。

「はいっ、わかりましたー」

と勢いよく言うヤツほどわかっていない。上司の皆様の「そうじゃないんだよなー」というボヤきがありありと聞こえてきそうですね。

では、なぜ伝わらないのか?

それでは、本題に入っていきたいのですが、なぜ部下に趣旨が伝わらないかというと、このブログ的には「部下の視点が低い」からです。

この「視点」という言葉もかなり曖昧ですので、今日は少し視点の「高い」「低い」について考えてみたいと思います。

 

視点の高い人のありかた  

視点が高い人とは、物事の関係性がよく見えている人のこと。ある仕事を取り巻く状況について、人間関係や時間軸、空間軸、組織の力学、仕事に携わる当事者の心の中までがよく見えている人。

さらには、収益の視点、スタッフのモチベーションの視点、最終的なゴールの視点、社会との関わりの視点など様々な視点を縦横無尽に行き来できる視点の柔軟さを持っている人であり、そのような人は、結果として「何が大事か」という物事の本質を短時間で理解する能力を持つことになります。

 

部下の視点を上げるために

視点が低い人とはこの逆の状態なのですが、部下の視点を上げていくためには、目の前の仕事をどう処理するかということだけではなく、仕事を取り巻く環境や関係者が織りなす構造についてよく理解してもらわなければなりません。

でも、興味ないんですよね。彼らって

 

そういう時の秘密兵器

そんな時に使いたいのが「質問」です。

よくコーチングを学んだリーダーがする失敗は「君はどうしたらいいと思うの?」とかいって、具体的な答えを出させようとする質問。

これは愚問です。慎みましょう。

部下は怒られたり「こいつバカだな」と思われないように、「上司にとって正しい答え」を探そうとしてしまい自由な会話は成り立ちません。   

 

構造を明らかにせよ   

ここで問うべき質問は、答えを導き出すために、全体の環境とか状況、関係者の構造を明らかにする質問です。

私が良くやっていたのは、部下が質問してきた時には、問題の背景にある構造を部下自身が理解できるように質問し、思考の補助線を引いてあげていました。

・どこを発端にした話なのか?

・プレイヤーは誰か?

・問題意識を持っているのは誰か?

・それによって困るのは誰か?

・我が軍にどのような影響があるのか?

・相手が主張しているポイントは何か?

・なぜ、相手はそのことを主張するのか?

(背景にはどのような事情があるのか?)

・相手が求めているものは何か?

・どのような状況になったらゴールを達成したと言えるのか?

とか、いろいろな方面から質問し、一緒に考えていきました。

 

最後は辛抱強さも必要

このような質問を繰り返すことで、上司の思考パターンが部下の頭に転写されていけば、部下の視点も少しは上がっていくのかもしれませんね。

役所時代の僕の部隊の場合は、質問を使いながらコミュニケーションすることでかなりの程度、物事を見る視点はチューンアップされましたけどね。

答えを教えるのではなく、思考プロセスを転写する。これを意識して辛抱強く対応されてみてください。

あなたが思っているほど、思ったほど人間ってバカじゃないですから。

 

 

どちらかというと、引き出された出てくるタイプですので、このようなご質問大歓迎です。ブログ記事として回答させていただきます^^

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ABOUTこの記事をかいた人

山田 亨(TORU YAMADA)

現代哲学からコーチングを解釈した視点をもとにクライアントさんと関わり、現実の課題に対応しながら意識の深層からの変化をガイドすることで、単なる現実面での目標達成のみならず、思考や精神のあり方自体を創造的に体質改善するトレーナーをしています。

職業は肉体改造をガイドする「フィジカルトレーナー」にならって、ビジネスパーソンの精神的な体質改善をガイドする「メタフィジカルトレーナー」を名乗っています。

注1:メンタルトレーナーとかスピリチュアル系のコーチではありません。念のため。
注2:余談ですが昔スポーツクラブでフィジカルの方のトレーナーもやっていました。