「人間力」ってどういう意味ですか? だれか教えて。

こんにちは。山田です。

いつもお読みいただきありがとうございます。

さて、今日のテーマは「人間力」。

私たちコーチ業界、そして人材育成業界でもよく出てくる言葉です。

 

魔法の言葉、『人間力』   

で、ひねくれ者の私はいつも思っているのですが、こうした人の成長に関する日本語ってかなり曖昧な意味で使われていると思いませんか?

アプリオリ(前提なく、自明な言葉として)使われているこうした「良い言葉」はあるいみ非常に厄介な存在です。

何一つ具体的なことはないのに、なんとなく、いいことを言った気になってしまう。

目的が曖昧なのに、他者に行動を押し付けてしまう。

例えば「人間力を高めるために掃除をする」とか。

 

その因果関係は明確なのか?

私も個人的にはそのとおりだと思いますよ。

でも、人間力とはなんなのか、掃除をすることでなぜ人間力が上がるのか?この辺りがしっかり言語化できていないと、なかなか他人には伝わりません。

例えばセミナーとかで勉強してきた社長さんとかが、社員を前に一人だけ熱くなって熱弁をふるっている景色の裏には、こうした言葉がアプリオリに使われている場面が結構あったりします。 

そういう価値観の押し付けみたいなことが、はたして人間力のある人の行動なのか?

とか日々疑問に思ったりしているわけでありますが、でも、そういう事が結構起きていますよね。

自分が口にする概念については、その事についてしっかり考え、そして他人の受け売りではなく自分なりの解釈を持って口にしたいものです。

 

ということで、ちょっと考えてみますね。  

ということで「人間力」とは一体なんなのか、人間力が高いとはどのような状態なのかという問について、少し話は変わりますが、先日の投稿に引き続き学生スポーツネタを使いながら考えてみたいと思います。

トップに立ったチームが衰退する理由(なでしこJAPANに見るチーム作りのむつかしさ)

2016.03.10

大学選手権で前人未到の7連覇を達成した帝京大学ラグビー部や先日例に出した関西学生アメリカンフットボールリーグに君臨する関学と立命館の二強、箱根駅伝だと青山学院大学。

このほか、高校野球などでもそういう取組はなされているようですが、躍進するチームはほぼ例外なく「競技の技術」だけでなく選手の「人間教育」にも力を入れています

青学陸上競技部、原監督の指導の信念は「人間として、男として自立させること」だということですし、先日の投稿でも関学アメフト部の鳥内監督は「どんな男になるんや、自分で決めんかい」とおっしゃっておられます。

 

「人間としての規律」の徹底

そして、具体的にはそれぞれかたちは違いますが、寮の周りのゴミを拾ったり、4年生が率先して寮の掃除などの役務を担ったり、トイレのスリッパを必ず並べたり、審判にボールを返却するときには必ずお辞儀をしながら両手で手渡ししたり、道具を大切にしたり、非常に細かいところまで人間としての規律が徹底されています。

あと、最近、感動したのが、1月3日に行われたアメリカンフットボールの日本選手権、最後のプレーで誤審があり、それによって敗戦を回避するチャンスを失った立命館大学アメリカンフットボール部の米倉監督。

後日、謝罪に訪れた日本アメリカンフットボール協会幹部に返答した言葉です。

「ゲームは3日に終わっている。運営や審判の方々に支えられて試合ができたことに感謝の気持ちしかないことに変わりはない。」

どうでしょう?

こうした言葉を発する監督がどういう指導をしているかはなんとなく予想がつきますよね。

 

「そういうの大事だなぁ」では全く足りません  

でも、こうした話、いろいろなメディアでも語られていてあなたもよく目にされると思います。

それに接したときには「そういうの大事だなぁ」「なにか取り入れられる事ないかなぁ」と思うのですが、「大事だなぁ」と思っただけでは情報は流れていってしまい、まったく心には残りません。

こうした「いい話」を自分の中に取り入れ、自分の人生に生かしていくためには、もう一つ上の視点から見て「これってそもそもどういうことなのか」「これによって何が成し遂げられているのか」ということを考え、自分なりの言葉で因果関係を定義しておく事が必要です。

冒頭の問の「人間力」。

かなりぼやっとした言葉ですが、因果関係から見るとこうした「人間教育」の結果発揮される力が「人間力」なんだろうと思います。

 

結局、人間力ってなんなの?    

で、結論に行きたいと思うのですが、ごめんなさい、だいぶ長くなってきたので私なりの考え方は次の記事で書こうと思いますw

お読みのあなたも、せっかくの機会なのでちょっと考えてみてくださいね。

それでは、また。

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ABOUTこの記事をかいた人

山田 亨(TORU YAMADA)

現代哲学からコーチングを解釈した視点をもとにクライアントさんと関わり、現実の課題に対応しながら意識の深層からの変化をガイドすることで、単なる現実面での目標達成のみならず、思考や精神のあり方自体を創造的に体質改善するトレーナーをしています。

職業は肉体改造をガイドする「フィジカルトレーナー」にならって、ビジネスパーソンの精神的な体質改善をガイドする「メタフィジカルトレーナー」を名乗っています。

注1:メンタルトレーナーとかスピリチュアル系のコーチではありません。念のため。

注2:余談ですが昔スポーツクラブでフィジカルの方のトレーナーもやっていました。