混乱は「原因」と「結果」の短絡的な結びつきから

 

こんにちは。山田です。

基本的に全部他人ごとですが…

さて、このブログですが、例の記事を起点にお問い合わせもいただいており、非常に成功されている経営者からも「自分のやってきたことが言語化されており、その世界を理解していなければ書けない文章だ」とのありがたいフィードバックをいただきました。    

【保存版】視点の高い人に特徴的な8つのこと

2016.07.18

もちろん、自分自身、経営者の皆様のような壮絶な苦労をして今いるわけではなく、このブログで書いている文章は、私自身数多くの経営者やシニアなマネージャーの皆様との会話を、

現代哲学の知恵を介して解釈し、そこからコーチングというものを眺めて出てきたものにすぎません。

ですので、ここで書かれている話はすべてが私自身の体験というわけではありません。

でも、いや、だからこそ物事を客観的に見れているのかなというところもあり、それが実際に現場で戦っている皆様にとっては価値になるのかなとも思っております。

ということで「コーチング論」が続きますが、上記のような非常にメタ的な視点からコーチングを眺めたお話ですので、

コーチな皆様だけでなく、何らかのリーダーでいらっしゃる方、マネジメントでいらっしゃる方、そしてそれを目指す方々にとっても参考になることと思いますので是非読んでみてください。 

 

「結果」に至るプロセスの理解の甘さ     

それでは、前置きが長くなりましたが本題いきます。

コーチの語源は「馬車」ということで「目的地まで乗り手を連れて行くのが役割である」というところが両者共通しているポイントです。

そのために、コーチは傾聴や質問といったスキルを使って、目標を明確にしたり、現状を明確にしたり、足りないところを明確にしたりしていきます。

でも、それがなかなかうまく機能していない時、何が「原因」で何が「結果」なのかということをよく考える必要があります。

 

「明確になる」という状態の理解

目標が明確になれば人は動けるのか、現状が明確になったら人は動けるのか、足りないところが明確になったら人は動けるのか???

僕の答えはNoです。これがなかなか難しい。

なぜなら、目標が明確になる、現状が明確になる、足りないところが明確になる。これはあくまで「結果」であり、結果に至るプロセスへの理解と実践が甘いと本当に腹落ちした答えにはたどり着けないからです。

 

何故、明確になるのか   

「結果」に至るプロセスの理解が甘いと、コーチングは混乱します。こうやったら明確になるはずなのにうまくいかない。

みんな何をしたらよいかはある程度わかってるんですよね。でも、それが腹に落ちない、そこに魂がこもらない。

このギャップに何が起こっているのかをしっかりわかっていないと、特にこれまで結果を出してきた人へのコーチングではなかなか価値を出すのは難しいです。

さて、結論から言ってしまうと、様々なものが明確になっていく過程で起こっていること、それは「内的緊張の緩和」です。

内的緊張が緩和され、広い視野で物事を捉え直した時、人は初めて、人がすべからく持つ素晴らしい知性で様々なものをまっすぐに見つめ、明確な道を見つけることができるようになります。

このプロセスこそが本当に物事を明確にするということです。

 

なぜ、内的緊張が起こるのか

様々な外的要因(構造)に支配され、人は自分が思っているほど自由に思考できていないことを明らかにしたのが構造主義というアプローチの功績ですが、この視点から見ると、

一般的な私たちの常識では、人は自由に考えて自由に行動できるものだと考えられているのですが(だからコーチは質問する)、

当事者でいればいるほど様々外的な刺激に対して思うように反応できない自分が居て、人は気付かぬうちに内的な緊張を抱えていきます。

そして緊張すればするほど、冷静な思考力を失い、視野が狭くなっている。

プロ野球でもガチガチのバッターが変化球に対応できないように、こうした内的緊張がある状態では、いろいろなものを明確にしようとしてもなかなかうまくいきません。

特に結果を残してきた人ほど、その内的緊張がより深奥に潜んでしまっているのでそこにアクセスするのはなかなかタイヘンです。

 

プロセスの理解の深さこそが誠実さである

と、いうことで、コーチングを効果的に機能させるためには、まずは、前処理として内的緊張の原因となっているものを特定し、それを和らげておく必要があって、その方法論をしっかりと自分のものにしておく必要があるんですよね。

それが人の力を最大限に発揮していただく上で最も大事なことだと考えて居ります。

ということで、読者のみなさま、一緒に頑張っていきましょうね^^

 

編集後記

・もう少し突っ込んだ話はメールマガジン(下記参照)にて。

・山田がコーチングのコアコンセプトにしている「TLC」の概念が体感できるミニワークショップが11/2(水)に開催されます。

コーチングを教えるのではなく、リーダーシップのコンセプトをお伝えするWSですので、対象は、現在、組織のリーダーのポジションにある方、またはその予備軍の方にも十分お役に立てる内容です。オススメです!

 私も参加いたしますので是非会場でお会いしましょう。詳細はこちらから。

・そういえば、先日、メールで私が現代哲学をならっている先生の特別セミナーの案内が流れてきました。10月下旬に都内で一回だけ開かれるようです。ご興味のある方はこちらのリンクから確認くださいね。

・私が学んでいるコミュニティについてはこちら

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ABOUTこの記事をかいた人

山田 亨(TORU YAMADA)

現代哲学からコーチングを解釈した視点をもとにクライアントさんと関わり、現実の課題に対応しながら意識の深層からの変化をガイドすることで、単なる現実面での目標達成のみならず、思考や精神のあり方自体を創造的に体質改善するトレーナーをしています。

職業は肉体改造をガイドする「フィジカルトレーナー」にならって、ビジネスパーソンの精神的な体質改善をガイドする「メタフィジカルトレーナー」を名乗っています。

注1:メンタルトレーナーとかスピリチュアル系のコーチではありません。念のため。

注2:余談ですが昔スポーツクラブでフィジカルの方のトレーナーもやっていました。