部下の心に付け入る隙を与えてはいけません

コーチング論

こんばんは。山田です。

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

思考を自分でコントロールできない私たち

さて、主宰するコミュニティのメンバーにはいつもお伝えしているのですが、人の思考は自分が思うほど自由ではありません。

(理由を説明すると10話ぐらいかかるのでまたそのうちに)

でも、人の思考は様々な感情に支配され、基本的にねじ曲がっています。

  

あの部下のあの態度も「自動反応」でしかない

この視点から、上司・部下の関係を俯瞰すると、

・他責になったり

・拗ねたり

・やる気がなくなったり

・反抗的になったり

するのも、無意識の自動反応。部下だって理性で「そうしたい」と思ってやっているのではありません。

部下も自分ではどうしようもない感情に飲みこまれ、心を持て余しているだけ。彼ら彼女ら自身も決して気持ちよくやっているわけではありません。

 

人の思考は自動反応する「欲望機械」

ここで必要な問は「なぜ、部下はそのような反応をするのだろう」ではなく「部下にそのような反応をさせているものは何だろう」というもの。

人の思考は基本的には欲望を満たすための自動反応。 

・上手くできない自分の心を安定させたい。 

・自分が価値ある存在でいたい。

心の中ではそんな欲望が渦巻いています。その欲望に忠実に反応し、思考しているだけ。

彼らの人間性は深くリスペクトしつつ、心と心のつながりは保ちつつ、表現型である思考や行動は単なる「欲望機械」だと思って期待もせず、絶望もせず、ニュートラルに見ておいたほうが、心安らかにリーダーシップは取ることができますね。

期待値を超えて仕事してくれた時の喜びは倍増です^^

 

部下の心に付け入る隙を与えてはいけません 

任務の達成のために部下に負荷をかけるのは必要だけど、負荷のかけ方を誤って部下の心(意識の中の無自覚の部分)に付け入る隙を与えてはいけません。部下にそういう「反応」を起こさせているようでは、まだまた甘いということです。

まずは相手に「自分が価値ある存在だ」と思ってもらうこと。

そして、

・相手の自己重要感を満たすこと。

・目指す方向、価値観をしっかり伝えること。

・そして、任務の達成、その人の成長のためにかけるべき負荷はしっかりとかけること。 

・さらには、それら一見矛盾した行動を矛盾なく実行することを可能とする「成熟した精神」を身につけること。

それが人の上に立つ人の仕事です。

 

視点は高く、心は熱く

いちいち「欲望機械」である部下の反応に反応して自分の感情をざわつかせていては、エネルギーがいくらあっても足りません。

視点を高く持ち、目的に向かって心は熱く、頭はクールに仕事を進めたいですね。

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ABOUT US

山田 亨(TORU YAMADA)
『心の参謀本部』主宰、人材育成・組織開発活動家
経営者、管理職向けのヒューマンスキルなど教育、コンサルティング、コーチングをテーマに活動。このサイトでは現代思想・現代哲学をベースにした高抽象度の視点から現場での人材育成・組織開発について論考しています。