「知的さ」と「寛容さ」の密接な関係について

抽象思考
こんにちは。山田です。
今日は「抽象思考」のおはなし。   
  

ポメラニアンとドーベルマン

「ポメラニアン」と「ドーベルマン」は大きさも可愛さも、ペットとしての用途もずいぶん違います。それだけを見ていると全く違う生き物のように見えてくる。
         
でも、ひとつ抽象度を上がった上位概念の「犬」という観点から見ると共通点もたくさん見えてきます。
      
四つ足であること、ワンワンと吠えること、狂犬病の注射が必要なこと、人間に従順(躾ければ)であること、鼻が利くこと….      
       
      

共通点と相違点       

視点の抽象度を上げれば「共通点」が見つかり、抽象度を下げれば「相違点」が見つかる。「共通点」が見つかれば同じものに見えるし「相違点」が見つかれば違うものに見える。
  
違うものに見えるから、人はそれぞれを分離させたがるし、違いを際立たせたくなる。その結果、僕たちは混乱するし、挙げ句の果てに争いが始まる。
 
 

混乱するのは相違点が目につくから        

でも、残念ながら人間の意識は相違点を見つけるようにできている。なぜなら言葉の意味は他の概念との差異で決まってくるから。
 
例えば黒は黒だけでは意味を確定することができない。「青」とか「白」とか「赤」とか別の色との関係性の中で黒という色の意味が確定する。
   
僕たちの分野だとコーチング、カウンセリング、NLP、様々な心理学…。
 
これらは何が違うのか?人は物事を「違い」で理解する性質を持っているから自然とそういう視点になるんだけど、一方で、混乱するのは相違点に目がいってしまうから。
  
でもこれら全ては人間を対象としているもの。
 
人間というものをなんらかの必要性があって、何らかの側面から見ているに過ぎない。
   
まずは人間について学ぼう。
        
  

人間の本質を理解した上で「相違点」を見る

人は違いを認識しなければ「意味」を理解できず、心が安定しない生き物。
        
そういう宿命を背負っていることを深く認識した上で「相違点」を見ることができるようになれば「ちがっているところ」が自分の中で矛盾なく整理される。
 
冷静に違いを受け入れられるようになる。
 
これが学びを統合するということであり、思考の抽象度を上げるということ。
 
抽象思考とは愛である。
  
本当に知的な人とは、自分の中の数多くの葛藤や苦しみ乗り越えて、思考の抽象度を高められた人。
   
他者や世界に対する大きな愛があるから、自分は苦しんででも抽象度を上げるチャレンジができる。
   
人がリーダーシップを感じるのはそのような人ですね。
 

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